毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

退職者でも福利厚生費扱いになります。

数年前に難病にかかり、治療のために退職した社員がいますが、この度亡くなられたとご家族の方から連絡がありました。

社長に報告したら、深い悔やみの気持ちを表して、香典を送るように指示がありました。

税金的にやめた社員への香典って、どうなるのかしら?交際費??と思って調べたら、

従業員等(従業員であったものを含む)または親族等のお祝いやご不幸などに際して、一定の基準に従って支給されるものは福利厚生費となる。

とありました。

寛大な国税庁の指針です。それに沿って処理をします。

その方は長距離ランナーで、市民マラソン大会でも優勝するほどのスポーツマンだったのに、難病にかかったと聞いた時にはとても驚きました。たぶん、体力には自信があったので、病気に気が付くのが遅れたのではないかと思っています。マラソン中に転倒して怪我をすることが数回あったようで、その後何となく体調が悪くて病院に行ったら難病が判明したそうです。

難病がわかった後は、すぐに退職したいと申し出がありましたが、会社側から、まずは有給を使い切るまで休んで、その後しばらく在籍したまま治療して、健康保険から傷病手当も支給されるように配慮した経緯がありました。その時の配慮を恩に思い、ご家族の方が連絡をしてきたのだと思います。

ご冥福をお祈りします。