毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

売上と売掛の違いもよくわかっていなかった

日系の商社に5年務めた後に転職した外資系での話です。
当時使っていた富士通系の会社のシステムからアメリカ系のJDEというERPシステムに変更する前後は、何かと確認やら集計作業が多く、ERPシステムで顧客ごとの売上を集計するときに、売上では拾いにくかったので、売掛金で数字を集計していた時に、ふと思ったのです。

売上と売掛の違いって何??

それを経理の人(その時は経理では無かった)に聞いても、ちょっとびっくりされて答えてもらえなかったような気がします。いや答えてもらっても自分がやっている作業との関りがわからず、理解できなかったような気がします。。。経理上の意味とData集計上の特性で話してもらわないとわからなかったかもしれません。

 

今、もし誰かに聞かれたら何と答えるかしら。。。。

*経理上の意味は、現金で売上代金を売上と同時に回収するものじゃないので、現金の代わりに今後お金で回収できると見込む債権として計上する。

*Data上の意味は、売掛金は発生時と回収時の仕訳が出てくるので左側の発生時の方だけ集計(消費税抜き)しないと数か月で見るとプラスマイナスゼロになってしまう。但し、値引きや返品の時は右のDataも拾わないといけないので、簡単には売上を集計できない。

って答えるかしら。

確かに現金で売上が計上されることは無いので、売掛金でも売上が追えますが、結局現金を回収した時の仕訳なのか、赤伝や売上修正の仕訳なのかの判別がしにくくて売掛金じゃ売上は集計できないのですよね。。。。

今でも、「売上と売掛金の違いは何ですか」と聞いたことがある記憶が残っているので、本当にわからなかったんだと思います。どっちも 売 という言葉があるし。

そんなんでも会計士になれるんです。実際にちゃんと勉強してみたら、理論的ですごい!と思いました。複式簿記って本当にすごいです。ノーベル賞10回くらいあげたいです。