毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

受注が先、売上は後

コロナ禍も、気が付いてみればもう2年。

 

ウィズコロナと言いますが、本当に宴会も会食も無くなり、会社に出勤するのは週に1-2回の人も多いし、1年に2-3回しか会社に出勤しないという人も少なくないです。

 

なにごともリモート・オンラインで済ませるのが当たり前になりつつある中で、半導体産業には追い風となっています。今の会社も一部半導体関係の産業ですが、売上も受注も伸びています。原材料・部材不足に加えて、工場での生産が追い付かないので、早め早めに取引先が注文をくれるので、受注・受注残は増える一方です。

 

知人で同じように半導体関連の会社に居る方は、今年いっぱいの売上(予算上)の注文はもうもらってしまったから、後は工場から出荷されるだけだ。って言っていました。

 

その人は営業職ですが、今年いっぱい何をして過ごすのでしょうか。。。

期首受注残 - 今期売上 - 今期受注 = 期末受注残(翌期の売上)

ですので、当年度の売上は受注残で予定が立ったとしても、翌年以降の受注をもらうという仕事があるはずです。

 

受注と売上の両方の見込みを立てて、それぞれの実績と比較していると、どっちだったかわからなくなって、混乱することがあります。受注は先の売上のための活動で契約を締結すること、売上は受注したものを契約通り・予定通り納めること。営業は両方に責任を持ちますが、どちらかというと受注のほうが仕事の比重が高いです。受注はこの先の会社業績の先行指標ですので、決算情報に受注情報を入れている会社もあります。

 

営業職の賞与のボーナスの査定は、その工程の難易度と本来の営業職の意味(ハンターです!)からすると、受注で査定する方が良いと思うのですが、受注した後ほぼ他人任せにする人もいますので、売上で査定をしている会社が多いと思います。今の会社も、やっぱり同じ理由で売上で賞与の査定をしています。受注そのものでは、会社は食べていけませんからね。