毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

棚卸 サイクルカウント

在庫を抱えている会社にとって棚卸はとても大切な作業・イベントです。
よくスーパーなどでも、「棚卸に付きXX日は休業です」と案内が書かれている時がありますが、小売店舗にとっても大事な作業です。

棚卸には方法が大きく分けて二つあります。
1つは、一斉(いっせい)棚卸
もう一つは、サイクルカウント

一斉棚卸のほうが、すべての保管場所、置き場所の在庫を同じ日に数えるので、不明なものが無い場合は、無いものとして処理できるため、監査上は手続きがより確実になります。

サイクルカウントは、比較的在庫の管理状況が良い場合に、年間を通じてスケジュールを決めて、かつ動きの頻度が高いものは半年に3回、そうでもないものは2回、あまり動かないものは1回と在庫の重要性によって回数を変えて数えます。

今の会社はサイクルカウントで実施しています。サイクルカウントはその特性上、帳簿の個数が現場に実際にあるかどうか数えるので、帳簿に無いものを数える手順にはならずに、簿外在庫があるかもしれないということになってしまいますので、それは別途対応が必要になります。

棚卸の場合、帳簿と実在庫の差異がある場合は、なるべく合わせるように探します。いつもとは違う場所に仮置きして忘れていないか。社員が一次的に持ち出していないか。等々。その帳簿の差異について、なるべく理由を追求するように現場にお願いしていますが、結果として足りないものは足りない。多いものは多い。ということに変わりが無く、現場は、XXXの疑い。と書いて報告を上げてきます。

んー、XXXの疑いって・・・何か書かなくちゃいけないから書いているが結局わからずじまい。イコール再発はあるよなーと思ったりします。ま、金額的に許容範囲の場合が多いので、それで通る場合が多いですが、在庫とはどこまでもリスクが多いものです。

IT技術が進歩して、もっと入出荷がピピッと管理出来て、わざわざ棚卸をしなくても、いつでも在庫が合うようになってくれればいいのになーと思います。