毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

少しづつですが紙が減ってきました

経理業務はとにかく紙が多いです。

請求書とそれを計上したときの買掛伝票に始まり、支払処理時の銀行手続き(三菱のBiz Stationを使っています。)とその支払い伝票、それ以外の経理入力の元Data計算したものとその入力した伝票。売上時に発行した請求書、そして月締め時に発行する総括請求書も含めればどれだけ紙を印字しているかわかりません。

電子化を推し進めてはきましたが、やっぱり人間は現状維持が大好きな生き物。紙の方が承認もらって保管しやすいし、承認自体もしやすい。とかいろいろあり、紙のままっていうものもたくさんあります。

コロナ禍なのに、紙処理が多いという理由もあり経理はほぼ毎日出社でしたが、少しづつ本社のIT部門も動き出し電子化の速度が進んでいます。

1、経理伝票の承認はSAP内ですませる(これは監査上の利便性の目的でもある)
2、売上時の請求書の電子化とその電子メールでの配信

1については、いちいち証拠書類をアップロードしなければならないので、入力する人は紙のほうが手間が少ないかも。という声もありますが、承認する側と後でそれを探す場合は圧倒的に電子のほうが便利です。


2については、電子化自体は社内の問題ですが、それを電子メールで送るとなると問題がいろいろ発生するのです。例えば、顧客は請求書処理課みたいな課としてのe-mailアドレスを持っていない場合、担当者一人だけの登録だと困る。複数人に送ってください。となる。1アドレスしか登録できないので、一人にしてもらおうとすると、休んだ時や担当が変わったときに支障が出やすい。また結局紙に印字して処理をする場合は、紙を望むだろうし、顧客側も現状維持が楽だから、紙を続けてほしいということになる。

こんな調子では、日本は本当に立ち遅れてしまいます。法的な規制ではないのに、会社の仕組み、はたまた担当者が紙のままがいいと言ったらそれを継続するような現状をなんとか少しづつでも変えていきたいです。