毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

盲目のゾウ?

買収した事業部をどのように既存のこちら側の会社の組織に取り込んでいくのか。という継続した問題。


一番ややこしいのは、バックログ(受注を既にもらって、Systemに入力済みの案件)です。

お客様は注文書を以前の会社 A社向けに発行していて、A社から注文請書を発行しているので、当然納品後の代金もA社に支払う権利はある。ただし、買収したこちらの会社B社に支払ってくれるお客様もいる。イチイチお客様にどちらに支払いますか。と聞くこともできない。。。これから納品するときは、旧注文と新注文の納品書・請求書をA社とB社のどちらのものを受取ってくれるかは、都度確認するというお客様次第の状態。

同じようにアメリカの関連会社の工場側からの出荷をA社(今となってはよそ者)に請求するのか、B社(今は身内)に請求するのかはっきりしない。

お客様に迷惑はかけれらないので、その都度どっちのパターンか確認して、その都度入力済みの受注案件と発注案件をやりくりするという綱渡りの真っ最中です。

それを自分が居る会社ではなく、日本の関連会社とシンガポールの関連会社が、それぞれ受注と発注を別々にやる体制。頭がキーンってなるほど関係各位が多すぎて。。自分で全部やったほうが簡単なのに!と思ってみたり。

そのややこしい内容をシンガポールと打ち合わせしている時に、
「ジョークでも言わなければやっていけないわね。盲目のゾウの話をしているの。」とポツリ。へ?盲目のゾウって何?とググってみました。

blind men and an elephant 群盲象を評す ということらしいです。
ウィキペディアより
数人の盲人が象の一部だけを触って感想を語り合う、というインド発祥の寓話。世界に広く広まっている。しかしながら、歴史を経て原義から派生したその通俗的な俚言としての意味は国あるいは地域ごとで異なっている。真実の多面性や誤謬に対する教訓となっているものが多い

ほー。手探り状態で、全体がわからないけど、確からしいと思っていろいろやってみているということか。こういう時にジョークを言えるメンタルは見習いたいです。