毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

支払いと予算消化は別物

会社は会計年度ごとに予算・目標が設定されます。

予算の大きな項目としては、売上、利益です。利益とは、売上(単価x数量)から売上原価(単価x数量)を引いたものが、粗利というもので、そこから人件費、事務所家賃や、広告宣伝費等を引いたものが営業利益になります。

会計年度末になってくると、想定していた経費を使いきれないこともありますが、そこでよく相談を受けることがあります。

予算が余っているので、来年の分を先に請求書もらいますので、払ってもらえますか。

私の答えは、必要な請求書は払いますが、内容的に来期のものであれば、今期の経費にはなりません。という答えになります。

そうですかー。払ってもらえませんかー。今期予算あるからー。というので、再度言います。いやいや内容的に払うものであれば払いますよ。これから必ずかかる経費ですよね。ただ、お金は払っても来期の予算から消化することになりますよ。お金を払う時は前払いという扱いになります。

とここまで言うとわかってもらえます。

反対に、同じようなことを言うお客さんもいます。今期の予算消化のために、請求書送ってほしいと依頼されることがあります。支払いをもって予算消化とする会社の決まりがあるのであれば、それはその会社のやり方ですから、請求書はもちろん作成して送ります。それは何も問題ないです。ただその際に、前受請求書と書きますよ。というと、いやいやそれは書かないでくれ。って。。。

どこも予算枠が余っているときに、このチャンスを逃したくない!と思うのはわかりますが、請求書のやり取りや支払いを会計のルールに従って処理します。都合よくはいきません。