エクスパット災害

外資系で働いているとよく遭遇するのは、

本社の指示で日本法人に異動してきた外国人（エクスパット）です。住居（広い）と自動車（高級）は会社負担、転勤手当みたいなものも支給され、家族連れの場合は子供のインターナショナルスクールの学費、はたまたメイド（日本の場合は家政婦？）の費用まで会社が負担します。

日本法人の社員の給与・手当とは桁が違うんだから、それなりの働きをしてくれればいいのですが、そうではない場合が多いのです。日本語ができない。日本の文化や習慣もあまり知らない。はたまた商習慣も知らない。通常は上席ともなると、取引先に表敬訪問や接待をするのも仕事かと思いますが、それもあまりする気が無いというか、しても取引先の関係が深まらない。

権限があるので、意思決定と契約書のサインをしてもらうことはしてもらわないといけない。契約書が定型、定期的なもので、大した内容じゃなくても、わざわざ英語に翻訳して説明して、、、お気に召さない項目があると変更依頼を先方に確認して、、、と手間ばかりかかります。それ以外の事業判断も、あまり有用ではない場合が多いです・

ではなんのためにエクスパットがやってくるかと言えば、やっぱりお目付け役です。本社からすれば、言葉も習慣も同じで気心も知れた人が現地に行って、いろいろと状況を報告してくれれば本社側は安心というもの。

すべてのエクスパットが災害をもたらすとは言いませんが、今まで見てきたのは災害型が多いです。良いか悪いかわかりませんが、これが外資系の習慣のようです。