毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

お金を支払う立場でできること

以前何かで聞いた話です。

中古車を買うために、とある中古車ディーラーに入って、中古車市場の話、各メーカーの話、車種の特徴、市況などいろいろ話を聞けた。結局車は買わなかったが、お金を払う(払ってくれるかもしれない)人には、いろいろと話しを教えてくれるものだ。

という話。なるほどと思います。レベルは違いますが、洋服を買いにお店に入った時は、その年の流行、他の服との組み合わせ方、生地のこと、お手入れのことなど、お店の方は聞いたらいろいろ教えてくれます。もちろん、売りたいがための「お似合いですよー」もあるとは言え、そこで結果的に買わなかったとしても、そこでいろいろ教えた時間を返せとも言われないし、買う義務も無いのです(買ってしまうことも多いですが)。

この言葉を思い出し、最近よく話を聞くように心がけていることがあります。自分が入社する前の契約、本社側で契約したもので、自分が事前に理解して契約したものじゃないが、お金を支払う手続きはしているもの。支払い処理はしているものの、その内容をよく理解していないものです。

例えば、保険。例えば、企業年金制度。やっぱり金融商品が多いです。

保険は毎年内容が若干変わりますが、保険用語が難しいからと放置していましたが、保険のブローカー(アメリカでは直接保険会社から保険を買うことができなくて、受益者保護のために必ずブローカーというものが仲介するようです)に時間を取ってもらい説明してもらいました。
退職金制度は、ちょっと内容を変更するかどうかの判断が必要なことがあり、返事をするのにいろいろと聞きまくりました。

大分理解が深まりました。社内の関係者も一緒に話を聞いて、理解を深めました。いろいろと難しいからと放置はダメですね。お金を払う以上聞く権利はありますので、放置せずに遠慮せずに、聞くように心がけたいです。

そして、一度聞いてもまた忘れると思いますから、継続的に同じことをしたいと思います。