毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

Solid Lineが最も強いはずなのに

外資系は原則Solid Lineと呼ばれる直属の縦の上下関係がとても強いです。

ある社員が優秀だから、自分の部署に異動させたい場合、原則はその社員の今の上司にまずは話をして了解を得た後でなければ、当の本人に先に言うのはルール違反です。

今の会社で、そのルール違反が起こって、ちょっともめています。
元上司と部下の関係で、気心が知れているので先に話したのかもしれませんが、部下を失うことになる今の上司は、別の人を採用したり業務の割り振りを考えたりしなければならないです。またそれ以上に、先に当人同士で気軽に「XXXの仕事興味ある?」とか話して打診していた場合には、それについて今の上司がその話を止めたら、その部下が希望する異動の話を妨げたという意味になってしまうし、結局今の上司には選択の余地がなくなることになります。

今回は、それを元上司と部下がルールを意識しないで、お互いが良かれと思って悪気も何もなくそのようなことをしていたので、余計今の上司は断りにくいことになっています。

なんだか世知辛い政治の世界のような話ですが、社内政治のルールを守るということは組織の中では大事です。

結果的に何が良しになるかわからないのが世の中ですので、三者にとって結果オーライとなることを願います。