毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

ExemptとNon-Exempt

外資系の雇用体系の区分けで独特なのは、ExemptとNon-Exemptです。

Exemptって辞書で調べてみると、「免除された」とか出てきます。

私が初めてExemptと聞いた時に理解するのにややこしいものでした。欧米では通常の月給制の正社員は大体Exemptで、工場の作業員や、時給制の社員はNon-Exemptなのです。日本では、事務所では特に大多数の人が月給制の正社員です。社員をExemptとNon-Exemptに分けて数を報告しなくてはならなかった時に、免除されたっていうのは会社が免除されているのか、社員が免除されているのか。いったい何が免除されているのかが全くイメージしにくくて、その都度考えこんで社員数を入力していたことを覚えています。

日本でも一時期導入を検討した、ホワイトカラーエグゼンプションとなれば、ホワイトカラーとつけば何となく高給とイメージしやすいので、残業手当が発生しない感じってわかりすいです。

欧米とは違いますが、端的に言うと、日本ではExemptとは残業手当が支給されない人。一般的には管理職・マネージャーです。ただ、日本では管理職の定義が厳密には管理監督者に該当する人となってややこしいですので、それについては別のところを参照してもらうしか無いです。というのも、外資系は部下無しマネージャーが居るのが当たり前です。日系企業では部下を持たないマネージャーは原則無い。って聞いた時に、やっぱり。。と思いました。たとえ部下を持っていたとしても、管理監督者に該当するかどうか。とは労働法上、永遠のテーマになるくらい難しいですが。