毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

会食の支払いは一番上席が支払う

会社にいろいろな規程がありますが、本社発信の規程はDelegation Of Authorityといって、厳格に決まっているものがあります。会社組織として本社の社長が承認する重要決裁事項を、案件ごとに金額の限度額を設けて社長の下の事業部のトップ、その下の各地域や各国のトップと、決裁権限を委譲している規程です。組織がある程度の規模を超えてくると、社長が全部決裁していられなくなるので、だいたいどこの組織にもあると思います。稟議規程として決まっている会社もあると思います。

その中には少額事項にも該当する事項があります。
・自分の経費は自分で支払い、上長に経費精算の承認を得ること(出張旅費を、まとめて誰かが買うことは原則禁止)
・会食時の飲食代は、その席での一番上席が支払い、上長に経費精算の承認をもらうこと(部下に支払わせて、自分で承認することは原則禁止)

 最初この英文を見た時に意味が分からなかったので、ちょっとご紹介:Travel & Entertainment expense reimbursements (senior person present at event pays)

ハッキリと書いてあります。書いてはありますが、実際に上司と一緒の出張時、会食の席では、部下が気を利かせて支払ってしまうことが多いです。

これについては今までいた外資系会社でも似たような規程がありましたが、6-7割しか守られていないんじゃないかなーと思います。その代わり経理で処理をするときに、明らかに内容、支払いの仕方がおかしいと思うものは、経費精算者に改めて内容の問い合わせをしたり、その経費内容のもう一つ上の上長に承認をもらうようにしています。

経理は、事務処理をするだけじゃなく、規律の乱れにも目を利かせています。