毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

職種変更組です

経理周りで働いていると、だいたいずーっと経理周り一筋の方が多いように思います。経理一筋XX年。それは俗にいう叩き上げ。というのも日本では、新卒で就職時に配属された仕事をベースにキャリアを築く人が多いからです。

私はというと、新卒での会社で配属されたのは貿易実務の課。英語を使う仕事をしたいと思っていたので、願っても無いことでした。信用状のやり取りをしたり、銀行の担当者に電話をして為替予約をとったり、外国送金の手続きをしたり。英語は使うと言えば使うが、読み書きのみ、しかも限定的なものばかりでした。

その後、経理周りの仕事をすることになったのは、その時に勤めていた会社が別の会社に売却されて、組織変更があったことです。管理部長に経理の仕事を手伝えと言われて、こっちの数字をこっちの資料の決まったところに入力して、、、ということから始めたと思います。途中で、どうせならと英文会計の勉強を始めたのがツキ(?)でそっちの方向にあれよあれよと本業にシフトしてしましました。

 

職種変更をしたばかりの時には経験値が足りなくてやはり自信をもってやるまで時間がかかりました。それまでやっていた貿易実務のほうが体で覚えたことが多くて、業務をするのに関係法令や気を付けることや、わからなければ誰に何を聞けばいいかがよくわかっていたのに、職種変更をして数年はそういう感覚が無くて、モヤモヤしながら仕事をしていたことを良く覚えています。自分から進んで職種変更をしたわけでは無かったですが、今となっては違う観点から物事を見られることがメリットだと強く思います。もちろんたたき上げの方がうらやましいという一面もありますが、過去のことは何ともならないので、今の職種変更組の利点を生かしていこうと思っています。

ちなみに、今の会社の社長は、もともとエンジニアで、その後経理周りになり、今は経営者という職種変更組の仲間です。「自分で意図したわけじゃないけど流されるようにやってたらこうなった」と話が合います。