毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

熱量が高い上司

最近米国本社のTOP層が新しくなり、私のレポートラインのTOPも新しくなりました。

注)レポートラインとは、自分の所属する直属の上司という意味で、私の仕事は経理関係ですので、レポートラインのTOPとはCFOになります。

経理と言えば、1円単位で間違わないようにしているイメージが強いと思います。いやいやそのつもりで現場では仕事しています。事実は一つでそれを正確に処理するのが使命!的な。

そのCFOが着任して少し経った時Meetingの時に言いました。
「すべての数字は見積もりだ。ただし現金以外」
ほーーーーー。と思いました。

確かに細かく積み上げて、現金、売掛金、在庫、買掛金等々細かく正しく計算して処理していても、経理にはそれらが本当にその価値(市場価値とか公正価値とか言う)があるのかを再度吟味して、価値を下げたり、手元に届いていない請求書があったら仮に計上しておくとかの作業があるのです。それらはすべて合理的な見積もりによるものです。もちろん現金以外。外国通貨は為替レートが変わるので同じ金額でも変わってくると言えばそれまでですが、それは公開されている指標があるので見積とは違います。

そのCFOがそれを言った理由は、作業を効率的にすることを意識して欲しいというものです。今の作業を見直し、本当に意味のあることかどうか吟味しろということなのです。今使っている書式が10年も同じだったら、根本的に見直せ。車だって10年経ったら買い替えてみると、燃費も使い勝手も変わっている。と。面白い例えだなー。

そしてその後の言葉も良かった。
不要な作業は見直して、効率化をしろ。ただし正確さはないがしろにするな。

ま、そうなりますよね(笑)


でも熱意のあるCFOでとても気持ちがいいです。