毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

Engagement Survey 社員の会社への愛着度調査

社員の意識調査の一つがEngagement Survey エンゲージメントサーベイと呼ばれるもので、これを採用している会社も多いと思います。今の会社も採用しています。

このEngagementという単語は本当に日本語にしにくいです。愛社心、愛着、思い入れなどの「深い関わり合いや関係性」を表すようです。俗にエンゲージメントが使われるのは、エンゲージリング:婚約指輪 だと思いますので、それを想像すると、その結束度・約束感の意味がなんとなくわかると思います。

会社はエンゲージメントサーベイで、社員の仕事のやる気や会社に対する好感度などを調査・評価をして、その数値が低ければ、社員の業務成果が上がらない一因だと判断し、その数値を上げるようにアクションを決めて実行するように対応します。

質問項目は会社によっていろいろありますが、20-30項目程度の質問にいろいろ会社の運営方法や経営陣に対する満足度をはじめ、自分のキャリアパス、風通しが良くて自分の意見が言えるか等を5-6段階で回答していきます。

エンゲージメントの調査で、だいたい含まれる質問が以下のものです。

あなたの勤めている職場を友人や知人にどの程度勧めたいですか?

あなただったら、これにどのように回答しますか?日本では個人的な友人に自分の勤めている会社を薦めることはまずないですよね。自分の部署の運営を何とかしたい(欠員補充や増員)と思っている場合は、自分から積極的に探すことはあるかもしれませんが、そうではない場合は、知人にも「自分の会社でXXの職を募集しているからどうだい?」なんて気軽に勧めたりしないと思います。

この辺が広くネットワークを持つ欧米の文化との差を感じます。なんといってもホームパーティをする文化ですからね。

この調査結果の数値は、ラテン系が比較的高くて、日本は全世界的に見ても低めだそうです。なんとなくわかります。今が最高!のハッピー度が高そうなラテン系。感情を表にあらわさない、すごくよくも無いし、すごく悪くも無い、真ん中を選びがちな日本人。日本人は、自分の会社って最高!とか言う習慣があまり無いですからね。だいたい上司や会社の不満や愚痴をつまみにお酒を飲む文化ですからね(笑)

従業員満足度調査とは違って、会社との一体感と仕事を自分事としてとらえられるかの指標とされていますが、毎年毎年日本の評点の低さにはびっくりさせられます。そして評点を高くするためには、、、の対応策を考える羽目になります。