毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

日本語のラリルレロは 英語のRかLか

コロナ禍の影響もありますが、2年前に本社の社長が変わったこともあり、以前より海外チームとのオンラインのミーティングが増えました。日本の同僚が話す英語を聞いているとやっぱり日本人には無い発音がしにくくて、意味が通じにくいことがあるなーと思います。子音も母音も、日本語に近いものはあっても、原則違うものですので、やっぱり難しいです。I thinkが、I sinkになってしまったり、I playがI prayになったりします。

英語の教師をしている人と話す機会がありましたが、ある人が日本語のラーメンはRamenと表記されているので、Rの発音と正しくするべきか。という質問をしたときに、元々日本にしかないものをRamenと表記しているだけなので、それについてはそこまでこだわる必要が無いとの意見でした。また、日本語のラリルレロの音については、Lを使わずRを使って表記するのが通常だ。と。

ほーなるほど。と思いました。

そこでRamenの質問をした人が、日本語のラリルレロってLに近いですよね?と質問しました。私もそのように思っていたので、何と回答するのかなーと思っていたら、それは一律にそうも言えない。単語とか文章の流れによって日本語のラリルレロは、Lっぽかったり、Rっぽかったりする。ということでした。

英語ネイティブの人が、宝塚の舞台を見た時に、その演劇はもちろん日本語ですので、「アイラブユー、アイラブユー、アイラブユー」と歌っているのに、どう聞いても「私はあながを愛している」Loveではなく「私はあなたをこする」というRubにしか聞こえなかったというのです!

宝塚の舞台は普段の会話ではなく、歌ですし、歌う時は口の中まで大きく開いて歌うので、Lの下をはじく動きができないからかもしれませんが。

英語と日本語は、お互いに無い概念を、無い発音を体得しなければならないので、白黒割り切れないというか説明しきれないことがたくさんあるなーと改めて思いました。