毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

賞与の金額の確定がギリギリすぎる

アメリカとの習慣の違いで毎年困っているのが、賞与の金額の確定のタイミングがギリギリすぎるということです。

日本では給与や賞与は税金を差し引かれてその都度支払われていますが、年間の支給額やら扶養家族やら個人保険・年金による控除額を働いている会社が再計算をして源泉徴収額を調整する仕組みです。年末調整と呼ばれている、例のものです。

賞与の金額が本社で決定されるのがいつも12月10-20日頃で、毎年12月に支給している賞与の準備がまー忙しい忙しい。事前に人事で計算していた金額の確認との照合、給与システムの締め切り、銀行振り込み手続きの締め切りと毎年ギリギリになってしまっていました。アメリカでもクリスマス近くには賞与が支払われているので同じようなものなのですが、アメリカは各個人が必ず確定申告をすると決まっているので、会社が年末調整をする必要が無く、一定の法則に従って源泉徴収をして支払い、個人が追加の納税や還付を申告すればいいので、会社の事務作業が全く違うのです。日本では通常のサラリーマンは副収入があるとか、高額医療費かかったとかじゃないと確定申告しないですからね。。。

今までそんなギリギリをどうしていたかと言うと、賞与の金額は日本のやり方で計算して良かったので事前に全部準備しておいて、承認された!という事実さえわかればそのままポチっとデータの送信をすればよかったのですが、なんと来期から賞与の金額が本社の連結の売上と利益に連動するように計算されるということになるので、尚更金額の確定と支払いの処理までの時間がかかりそうで怖いです。

考えられる対策は3つ。
1、賞与の支払いを翌年1月以降に変更する。→就業規則の改訂も必要だし、ボーナスがもらえない年末年始となる。
2、12月末に再年末調整をする。→会社に余計な費用が掛かる。
3、全社員に確定申告をしてもらう。→社員から不満が出るに決まっている。
それ以外にあるかしら。

あー、悩ましいです。