毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

Capital Expenditure 資本的支出

会社はお金を稼ぐための組織です。営利企業です。そのためにお金がかかります。絶対必要なのは、従業員の給料、会社負担の社会保険料をはじめとする人件費や、事務所家賃、電気代、今ではIT環境のためのサーバー代等です。またコピー代や文房具もあります。

こういう経費は大体毎月かかるお金で、従業員や国、大家さん、サーバー提供してくれる会社や文具を販売している会社に、その都度契約に応じて、購入したものに応じて支払います。

それ以外にも製品を販売している会社は在庫というものを購入します。

それとは別に定期的じゃない支出、Capital Expenditure (Capexと略したりします)資本的支出というものがあります。資本的支出って難しいですが、いわゆる投資と呼ばれるお金の使い方で、ある一定の金額以上(今の会社は30万円以上です)で1年以上使えるものを言います。

一番代表的なものは、製造するときに必要な機械、営業活動に必要な自動車などがあり、もっと大きくなると土地、建物(買うだけじゃなく建てたりします)などがあります。金額的もまとまったものになりますし、使い捨てではなく複数年度使う者なので、毎年減価償却して(土地は除く)、経年劣化を査定する意味でも、使う年数に応じた費用処理をします。経費とは違う会計処理となるし、まとまったお金が必要、複数年費用になる等で毎年別途予算が別枠で立てられます。まだ別途税金がかかるのが一般的です。まとまったお金を使えるんだから、余裕がある。イコール税金を課しても良いという理屈なんだと思います。

これは、一般的な経理の話です。事務所の内装を変えた時も30万円以上で複数年使うのでCapex申請して、予算から消化します。引っ越しの時は運搬費は経費、内装費は固定資産、じゃー、解体費は?足場は?とかいろいろややこしいです。そして承認が下りた予算から、オーバーしてしまったCapex金額はどうするの??とかいろいろややこしい問題があるのがCapexです。少しだったらCapexから経費にしちゃいますけどね。。。。Capexは本当にギチギチ管理されます。廃棄の時も、大切な会社の資産を捨てたいです。という申請・承認が必要です。

税金もかかるし、台帳管理も大変だし、でも会社がビジネスをするのに必要な支出です。