夏の賞与はありません
昨日の会社からの帰り道、山手線の車内が少し混んでいて、なんだか乗客同士の会話が多くて賑やかだった。
あれ?懐かしい感じだなー。と、ふと考えていたら、あー!今日は6月の第2金曜日、民間企業で賞与が支給される日か。だから、みんな少しだけ気分が高揚しているのかしら?行動制限が無い賞与支給日は、確かに心ウキウキしますよね。
今の会社は、年に一度のの冬だけの賞与。前の会社は、夏も冬も賞与が無い仕組みでした。
賞与は年に一度というのは本社のやり方に従っていますが、人事査定から賞与金額の確定のプロセスを年に一度でできるから、とても合理的。賞与無しの年棒制度も、多分近い理由。
日本人ならお盆と正月の時にはボーナスという臨時収入があると嬉しいですが、今の会社はそんな夏の楽しみ無しです。
もちろん賞与が無くなったからと言ってその分年収が下がっている訳ではなく、月々の給料に割り振られていているので、業績や査定に関係なく固定的に貰えるものが増えて、それについてはどっちがいいとか悪いとか、一概には言えないですね。
例えば、年収500万円で比較すると
月の給与 | 年間合計 | 夏の賞与 | 冬の賞与 | 年収 | |
夏冬賞与あり(各々2か月) | 312,500 | 3,750,000 | 625,000 | 625,000 | 5,000,000 |
賞与無し | 416,667 | 5,000,004 | 0 | 0 | 5,000,004 |
賞与冬のみ | 357,143 | 4,285,716 | 0 | 714,286 | 5,000,002 |
賞与冬のみ(10%) | 378,788 | 4,545,456 | 0 | 454,546 | 5,000,002 |
※この賞与2か月とか10%は平均値で、これを含めた年収は理論年収ということになり、採用時の内定通知書にもそのように記載されたりします。もちろん査定次第で上下します。
他人よりガッツリ頑張って沢山貰いたい人は、年に2回の査定をして欲しいでしょうね。
但し、月の給与が多い方が、残業代の計算や、昇給の金額が高くなるということもあるので、その辺も変わってきますね。
外国籍の方を採用することに
この度外国籍の方を採用することになりました。
私が人事に関わるようになってから、外国の方でも日本人と結婚して家庭を持っている方でビザが必要ない方しか契約したことが無かったのですが、ビザが必要な方と契約するのは初めてです。
その方の現在の就労ビザは今年の12月まで有効らしいので、入社後就労ビザを更新してもらわないといけなくなります。
そもそもどのような方が就労ビザを取得できるのか、考えたことが無かったです。何しろ普段コンビニでも飲食店でも外国人がたくさん働いていますから。工場でも多くの外国人が働いていて、XX村・XX街という特定の国の方が多い地域があると聞いたこともあります。
普段お見かけする方は、介護の仕事、留学生のアルバイト、技能実習が多いように思いますが、通常の事務系の就労ビザって??と思ったら、どうやら学歴、職務経験年数、年収などでポイントを付けて70点以上になったらOKなようです。
70点って、なんだかテストの点数みたいですね。
ちなみにその方の職務経歴書と履歴書からざっくりと点数をつけてみたら、70点でしたので、きっと就労ビザは更新できると思います。ほっとしました。採用して、人材紹介のエージェントに紹介料を払ったのに、すぐビザが取得できないから辞めますなんてことになったら嫌ですから。
その方の採用、ビザの問題は事務的なことですが、それ以上に国籍が違う方と事務職で一緒に働いて行けるか、新しいチャレンジとなります。
めくら判っていう言葉がありました
新しいシステムを導入しています。
今まではそこにデータをアップロードもしくは入力すればそれでおしまいだったのに、今度からは Certify というボタンを押さなくてはならなくなりました。
監査対策で、必要らしいのです。一度 Certify をクリックしてしまうと、それ以降は勝手にデータを変更できなくなる仕組みです。
今までと違って手間が増えるので、東南アジア各国の小さい法人をいくつもデータを入力しているシンガポールのチームが、1つずつCertifyいちいちクリックするのか!とびっくりしていました。
それに対して、アメリカ本社の新システム導入責任者が、 I do not expect you rubber stamp. みたいなことを言ったのです。なんだそのゴム印って?サインの国にそんなものはあるのか?と思ってググってみました。
rubber stamp とはもちろんゴム印の意味もありますが、他にも、安易[形式的]に承認する人 の意味がありました。動詞では、〔~に〕ゴム印を押す、〈侮蔑的〉軽率に[十分に考慮せずに]~を承認する。形容詞では、〈侮蔑的〉軽率に[十分に考慮せずに]承認された]の意味がありました。
これって正に日本語の めくら判 ってこと!!と思いました。
確かに日本のような、個人の名前や会社の実印等の印鑑はありませんが、そういえば映画でよくお役所的なところで押されているゴム印を見ます。
PAID 支払済
APPROVED 許可
RECEIVED 受領
REVISED 変更
SUSPENDED 保留
など。特にこのSUSPENDEDと言うのは、会社で業績が悪くなってくると、予算で投資や採用が許可されていても、実行は保留。とお達しが届く、何とも悲しいものです。
ちゃんと確認しないで承認する言葉・概念は、国境関係なくあるということを知って、なんだかほっとしました。
自社の信用調査を時々エゴサーチします
信用調査会社と法人契約をしています。顧客登録をするときに与信額の設定したり、定期的に大口の顧客や売掛金額が高額の顧客の評点を確認して与信額を見直したりしています。
上場会社が顧客の場合は、もちろん公開されている財務諸表で与信状態を確認できますが、そうではない場合は調査会社から企業情報の一部としての財務情報を購入しています。
自分の会社がそうしているのだから、同じように外部の取引先、特に納入業者は、こちらの与信額の設定のために企業情報を確認すると思うのです。となると、外部の会社が自社をどのように見ているのか気になるので調べたくなります。ところが、法人契約している場合は、自社の企業情報は購入できない仕組みになっているのです。
ついては個人で企業情報を購入できるサイトがあるので、そちらで個人で購入(費用は会社経費となるように精算しますよ)してみました。うむむ。丸い数字だし、何年も同じ売上と利益になっています。
確かに今の会社は日本で未上場につき、日本法人単体としては財務情報は未公開です。税務署と取引銀行にしか教えません。信用調査会社の担当者は定期的に業績を聞き取りに来ますが、「例年通りです」と答えるのみです。申し訳ないですが、未公開会社ですから。
信用調査会社の自社情報はあまり正しくない。となると、他社の情報もあまり当てにならないのかなーと思ったりします。信用調査会社の評点より、業界内での噂や、営業時に直接その会社の内部の方からの情報の方が最新かつ生の情報で、貴重ですね。
自社のは正しく教えない代わりと言っては何ですが、時々取引のある顧客から民事再生の手続きに入った等の手紙が届いた時は、調査会社に速攻教えてあげたりします。お付き合いですからね。。。
外国語を学ぶのは母国語について考えることに
コロナ禍中は、全く海外の人と直接話す機会が無くなってしまいました。
そのせいか、オンラインでの海外の人とのMeetingは、以前より増えたかもしれません。やはり日本語でも英語でもオンラインだと、仕事の話の前後の雑談の時間がとても短いものになってしまって、仕事的には効率が良いかもしれませんが、コミュニケーション、人との感情のつながりをと言うものは持ちにくいものです。
久しぶりに英語Nativeと話す時間がありました。
リアルで会うと、どうでもいい話もたくさんします。食べ物のことになり、海老、カニ、タコのことになってそれを英語で説明するときに、固有の名称ではなく、なんとなく甲殻類、軟体動物、無脊椎動物とか言うことを表現する人が出てきたので、それを英語で説明するにはどうするのか?四苦八苦しました。
日本語でも普通の日常会話では使うことが無い単語ですが、聞けば詳しいことはわからなくても概念を知らない人はいないという単語を英語で。。。これは、ハードルが非常に高い。
ちなみにそれぞれは以下のように言うらしいです。
甲殻類は crustacean
軟体動物は mollusk
無脊椎動物は Invertebrate
ところで軟体動物と無脊椎動物ってどう違うの?ググったらこんなこんなのが。甲殻類アレルギーと言う時には、無脊椎動物のひとつの節足動物のうちの一つだと思うのが正しいのですね。。
https://benesse.jp/teikitest/chu/science/science/c00639.html
All Englsihのコースがあるなんて
採用のために候補者と面接をしていたら、明治大学商学部卒の20代後半の方(女性)がいました。
履歴書のところに留学の経験が無かったのに、TOIEC900点と記載があり、どのように勉強しましたか。と質問をしたところ、大学でAll Englishのコースがあったので、そのコースを受けました。短期では2-3回留学をしたことがあります。今の仕事でも会社は日本の会社ですが、海外拠点とやり取りすることが多いので、英語は使っています。とのこと。
だいたい履歴書とか職務経歴書は、お手盛りな感じの2割から5割増しくらの内容が多いと思うのですが、どちらかというと控えめだったので、珍しいなと思いました。
20代後半なのに、受け答えもしっかりしていて、思わず「年齢の割にしっかりしていますね。そういう風に言われませんか」と聞いたら「そういう風に見せています」と、ウィットが効いた回答。すごい。
最近多いパターンで、30歳前後の女子の産休・育休ラッシュに乗ってしまったらどうしよう。。。という不安も少しありますが、私としては好感度が高かったです。次の選考に進めたいと思います。
明治大学商学部のHPを見てみたら、確かにそのようなものがあるようです。いろいろな理由から留学できない人もいるでしょうし、そのようなコースが増えるといいのにな。と思います。教えられる方を探す方が大変ですかね。