毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

めくら判っていう言葉がありました

新しいシステムを導入しています。

今まではそこにデータをアップロードもしくは入力すればそれでおしまいだったのに、今度からは Certify というボタンを押さなくてはならなくなりました。

監査対策で、必要らしいのです。一度 Certify をクリックしてしまうと、それ以降は勝手にデータを変更できなくなる仕組みです。

今までと違って手間が増えるので、東南アジア各国の小さい法人をいくつもデータを入力しているシンガポールのチームが、1つずつCertifyいちいちクリックするのか!とびっくりしていました。

それに対して、アメリカ本社の新システム導入責任者が、 I do not expect you rubber stamp. みたいなことを言ったのです。なんだそのゴム印って?サインの国にそんなものはあるのか?と思ってググってみました。

rubber stamp とはもちろんゴム印の意味もありますが、他にも、安易[形式的]に承認する人 の意味がありました。動詞では、〔~に〕ゴム印を押す、〈侮蔑的〉軽率に[十分に考慮せずに]~を承認する。形容詞では、〈侮蔑的〉軽率に[十分に考慮せずに]承認された]の意味がありました。

これって正に日本語の めくら判 ってこと!!と思いました。

確かに日本のような、個人の名前や会社の実印等の印鑑はありませんが、そういえば映画でよくお役所的なところで押されているゴム印を見ます。
PAID 支払済
APPROVED 許可
RECEIVED 受領
REVISED 変更
SUSPENDED 保留
など。特にこのSUSPENDEDと言うのは、会社で業績が悪くなってくると、予算で投資や採用が許可されていても、実行は保留。とお達しが届く、何とも悲しいものです。

ちゃんと確認しないで承認する言葉・概念は、国境関係なくあるということを知って、なんだかほっとしました。