毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

ログ取りとプライバシー

労基署の調査で、自己申告制の勤怠シートを提出させている場合には、客観的なログ取り(例えば会社のパソコンのログインとログアウトの履歴)をした方がいいという話を受けました。そして数人を選抜した上で、ログを提出してほしいと言われたのです。

技術的にはログ取りなんか朝飯前のことだと思っていたので、早速会社のIT部門担当者に確認しましたが、予想外の返事が返ってきました。

会社のポリシーとしてそれに容易に答えることはできないと言われたのです。

日本では勤務時間中のこと、かつ会社から支給されているパソコンのことは監視されてもしかるべきというふうな風潮がありますが、ドイツでは特にプライバシーの問題が個人の権利として非常に重要視されているし、会社で過去にそういったことで問題になったことがあるそうです。

今回の対応についても、人事から言われたからといってログ取りの要求に簡単に答えることはできなくて、最低限個人の承認を得なければならないし、そのようなこともしていいかと本社のIT部門に確認を取った上でやりたいという答えでした。

超面倒くさい。それをそのまま労基署に答えて、どういう反応をするのか様子をみたいと思います