エクスパットじゃないから報酬は同じ

日本法人で働いていた人が、海外のPositionが空いて、今までの仕事ぶりが評価されたこともあり、声を掛けられ、そのPositionに異動することにしたようです。

会社の人事異動で海外の拠点に移るときには、だいたいエクスパット扱いとなり、海外拠点のなんらかの代表的な職務・職責になります。となると住居や生活費の補助も半端ないし、子供がいる場合はインターナショナルスクールの学費、お手伝いの経費まで会社持ちになることも少なくないです。

今回は異動ではあるが、昇進・昇格に当たらないので、報酬は日本に居た時と同じで、但し社会保険等の仕組みが違う（日本ほど手厚くはない）ので、その分は追加調整はされるらしいです。

異動になる方は、もともとアメリカの大学を出た人なので、海外生活はそれほど抵抗がないのに加えて、独身なので転居しやすいのでしょう。また将来の自分のキャリアパスとしても一度海外に出て仕事をしたほうがいいと思ったのかもしれません。

その方は若いころから都心にマンションを購入して住み、ローンを払い続けているという堅実ぶり。直接話した時に、そのマンションは貸すんですか？と聞いてみたら、貸し出すにしても家具は全部処分して、掃除もしなければならないのですよ。。。と、困っていました。

お給料が変わらなくても、その他もろもろの持ち出しがあるとなるとちょっと想定外となって嫌な気分がするでしょうね。

でも仕事ぶりもとても堅実なお方ですので、きっと数年後に帰国した時にはもっとキャリアアップの道がたくさんあると思います。まだ若いお方なので、頑張って欲しいです。