毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

私頭良いからね

買収した事業の事務担当の方は、香港出身で日本の名字を持ち日本で生活している方です。受発注、デリバリーまで長年一人で担当していた頼もしい存在です。

ただ、その方からすべてを引き継ぐことになっているこちらとしては、何でも一人でこなしている方から情報を引き出すのは大変なことで、気が付いたら納品、請求が終わっていて、どう引き継いでいけばいいのか悩んでいるところです。

その業務は1件1件その都度価格が違う内容を処理するので、その購入から納品・請求まで海外工場とやり取りしてこなすのは、それなりに複雑でパワーが必要なことです。感心して、全部自分でやっているのは、すごいですね。と言ったところ。

「うん、私頭良いからね。」

その思いっきりの良さに、思わず笑ってしまいました。

そうしたら、「そう思わないとやっていけないよ。」って言われました。こういうタフさがあるので、一人で長年やりくりしてきたのだと思います。

今日は初めての月締め。締めのギリギリの夕方に今日の納品・請求があったと報告を受けて、こちら側は、それを今から経理処理するのか!と思い、絶句してしまいました。動揺して心穏やかじゃなくなり(いや、怒っていたかも)、電話で話してみました。

「私からは、外部とのやり取りのメールをCC入れてもらうようにお願いしましたが、あまり入っていないですよね。お客様との納品の予定とか請求書のやり取りとかこちらもわかるようにして欲しいです。」と伝えたところ。

「全部CC入れてます。やってる。私サボってないよ。」

私、また笑ってしまいました。

なんでも、営業担当が納品日程を打ち合わせしているので、そのCCをもらってやっているだけで、自分から発信はしていない。電話と口頭はCC入れられない。と。そうかー、営業の人にもメールのCCをいれるようにお願いする場良かったんだと気が付きました。

そのお方は、話せばとても仕事に対して真摯に顧客第一で対応している方というのがわかります。落ち着け、私。。。。と思いなおしました。会社が違えばやり方が違う。まして、離れたところで仕事をしていると、お互い何をしているかわからないこともある。と。


マイペースですが、やりくり上手。そしてたどたどしい日本語でも、きっと笑いのツボを押さえているんだと思います。やっぱり仕事には、笑いとユーモアは必要だな。と今日も思いました。