毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

内部統制:社員には定期的に休んでもらう方が良い

中小企業だと、ある業務の担当になると、ジョブローテーションもあまりなくて、ずーっと同じ業務を担当することが多いです。同じ人がずーっと同じ業務を担当していると、あうんの呼吸で業務ができる点、安定的に昨日と今日、明日もその後も同じことをやってくれるという点は良いことですが、周りの人にとってその人がどういう業務を担当していて、どのように進めているのかがわかりにくくなります。また人が仕事を作ると言われているように、非効率・無駄なことをやっていたとしても、それに気が付かずにずっとそのままということも多いです。

日本人はとにかく真面目、勤勉な傾向が強いです。会社の公休(土曜日、日曜日、祝日、GW、お盆、年末年始の休み等)以外休まない人が多いです。私も含めて。。。

そこで内部統制的に問題が発生します。悲しいですが不正問題です。一人がずっと同じことを任されて担当していると、周りの人の目には何がどのように動いているかがわかりにくくなるため、ちょっとした出来心などから粉飾や使い込み(横領)のリスクが高くなるとされています。私は不正はしないですが。。。

担当者が休むことを拒否、休みの間に代わりの人に担当業務をやって貰うことを拒否した場合は特に危険です。もちろん、中には自己防衛(自分の仕事が他の人でもできると思われたくない)や保身の感情が強くて、自分の仕事を抱え込む人もいます。それはまた効率の面で問題があります。

新聞やテレビで、XXX財団とかXXX保険とか、担当者が使い込みをしたというニュースを時々見ると、あー、きっと同じ人が長期間にわたって、同じ業務を抱え込んで周りの人にわからないようにしていたのだな。と思います。

心身の健康のためにも、健全な内部統制のためにも休暇を取ってもらうのが良いです。