毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

ビジネス特有の英語用語


この期間は会社の中期戦略計画を準備する期間で、マーケティング担当がめちゃめちゃ忙しくなります。私は聴衆の一人でそのプレゼンを聞く機会がありますが、普段生活をしていればあまり聞かない言葉が良く使われます。

Apple to Apple:同じ基準で数字(数量、金額、質など)を比較していること
例えば、携帯電話の市場を分析するとします。昨年の数字はガラケー市場のデータで、今年の数字はスマホの市場データです。と言った瞬間に、それは Apple to Appleじゃないからダメだ。とダメ出しが入ります。比較の対象が同じ目線じゃないと意味が無い(もしくは誤解を生む)ので、分析としてやり直しとなります。

Peanuts:些細なこと。無視できる金額。
例えば、微に入り細に入り、詳細を分析して重要なことじゃないことを示した場合は、It is peanutsと言われたり、事業部間で5万円程度の費用でネチネチどっちの予算で消化するのかともめた時には、It is peanutsと言われて、その後は議題に挙がることは無くなります。

Saturate:市場に製品・サービスが浸透しきっていて飽和状態になって、伸びしろが無いこと。
日本語でも「サチる」とか言うくらいにそれこそ浸透している言葉です。最初に聞いた時は「幸ってる」かと思ったくらいで、英語とは思いませんでした。

Soft:需要が弱いことに使います。Weakとは言わないです。
例えば、定期的に注文が入ってくるものの売上が落ちている時に、Softer demand than expentedと言います。

ad-hoc:一過性の突発的なもの
これは経費的なことでもタスクでも使います。各人が自分の業務をキャパシティーの8-9割でこなしていないと、Ad-hocの依頼に対応できないと言ったり、今月はAd-hocの経費が掛かったので、例年より経費が増えている。と言ったりします。

戦略計画会議では、そんな言葉に出会う楽しみもあります。