毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

納期遅れの対応

あっちもこっちも納期遅れです。

納期遅れの対応は、なぜ遅れているのかといつなら納品できるのかの情報を把握して納品先のお客様に知らせることが一番の原則ですが、海外工場との連絡方法には限界もあるので必ずしも日本のお客様の希望通りの説明ができないこともあるし、できたとしてもいくら何でも遅延にも許容範囲というものがあります。

お客様の方も納品後の生産予定や、加工した後に納品する予定があるため、其の先の予定が大幅にずれたり、一番深刻なのは生産ラインが止まってしまうことになれば、波及的に大きな問題となります。

納品できないのは、納品側の責任ですが、そのお客様の対応の仕方もいろいろです。今まで聞いたことのある度が過ぎているものは、

1、謝罪に行ったら、土下座させる
2、謝罪に行ったら、納品するまで帰してもらえない、人質的なもの

しかもこれをするのは、いわゆる業界最大手の日本の会社で、もちろん上場している世界的な企業だったりするので、本当にびっくりです。日本の大企業はそんな殿様気分で仕事をしているのかと、カルチャーショックを受けました。10年以上前の話です。

最近は、コンプライアンスと社会的責任が上場企業により強く求められ、SNSでなんでも世の中に知らせる方法があるので、今ではそんなことをやっているとは思いませんが。また今では単に社内の生産工程の問題だけではなく、コロナ禍や地政学問題、自然災害など多くの外的環境に要因があったりするので、他人の苦境はいつかは自分の苦境になるので、度が過ぎる対応だけはしないでほしいです。