毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

Private Equity 投資会社

今までに、働いていた会社が上場会社の子会社ではなく、プライベートイクイティが株主になったことがあります。

プライベートイクイティとは金持ちの個人資産家だと思っていましたが(汗)、正しくはファンドですね。未上場の会社を上場させたり再度売却して利益をえることを目的にして、資本家から資金を集めて、経営支援・経営をする会社です。つまり、事業自体をするわけではない会社です。通常の事業会社と区別されて投資会社と呼ばれています。


上場会社からプライベートイクイティに売却された瞬間に、また売られるな。と思います。上場会社の連結対象の子会社である間は、四半期と年次決算は会社にとって重要事項となり、そのためにも内部統制とガバナンスをしっかりと維持し、会計監査にも対応するという必要が生じますが、プライベートイクイティに売却されると、その会社自体は上場会社でもその連結対象でもなくなるので、まー、ある意味いろいろと”規則”が緩くなります。未上場のオーナー会社のような感じです。(未上場のオーナー会社が悪いということではないです。オーナー会社はとても収益には敏感です。)

経営はどちらかというと短期的な利益を出すことに集中し、ガバナンスや会計原則はまぁまぁな感じになることが多いです。ベンチャー企業なんかもそうかと思いますが、内部統制とガバナンス維持にはお金(それなりの組織編制が必要、人と工数)がかかりますからね。。。

私はそれが嫌で、上場会社に戻りたくて転職しました。原則や規則がある方が性に合っているんだと思います。