毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

Earnings Release 決算発表

今働いている会社はアメリカのNASDAQに上場している会社ですので、四半期毎に決算書を含む企業情報を届け出るための決算処理をすることが経理の重要業務です。

そして親会社で四半期ごとにNAZDAQの機関投資家のアナリスト向けにCEOとCFOがLIVEでその四半期ごとの企業情報を説明し、質問を受け付け回答をするというEarnings Releaseをしています。

日本では深夜の時間帯ですので、オンタイムでは聞けませんが、会社のHPのIR(Investor Relations 投資家向け情報)のページに開示されどのようなやりとりが行われたか確認できます。

自分が毎日、子会社のイチ担当としてやっている仕事が最終的にどのように連結決算となり、株主に開示されるのかがわかりとても勉強になります。勉強になるというのは、良い意味と、うーん、そうかなーというものがあるのですが。。。

良い意味とは、CEOが正面切って投資家の代表のアナリストと対話する時の対応の仕方がやはり毅然としていなければならないし、業績が良くない時も率直に、ただ前向きに答えるその姿勢です。もう一方は、うーん、その回答が個人的にはうまく行っていない点を避けているな。嘘ではないけれど、それは最小限に抑えて、良く行っていること・良く行くようなきざし・良く行くように取組み中のことに話を持っていこうとしているな。。。と思うことです。もちろん内部から見たらそのように思えてしまうだけです。

そういえば、以前上司に言われたことがあります。業績が悪い時でも、その中でもいい情報、良いネタを探すことがマネージャーの仕事だ。と。悪いことや会社の弱みばかりに目を向けてもビジネスを引っ張ることはできないし、人を動かすことができない。良いことも探せない人に成果を出せるわけが無いということでしょうか。

 

その上司はいつも示唆的な、哲学的なことを言ってくれて、今でも覚えていることがたくさんあり感謝です。