毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

経理の人って数字に強い!?

よく経理の人は数字に強いと言われるのですが、んー、少しはそういうところもあるかもしれませんが、そうとは言い切れないなーと思います。

きっちり積み上げて数字を作ることや、縦罫横罫を合わせるのは、もちろん得意な方ですが、一番肝心なのは、何事についても言えることかもしれませんが、それが何を意味するか。だと思うのです。

おおよそ会社は部署によって利益率が違い、製品群によって利益率が違い、顧客の業種によって利益率が違い、その構成比率の組み合わせによって会社全体の売上、利益が成り立っていますので、細かい積み上げより一歩引いて、なぜ?とみる方が見えやすいことがあります。

今までたくさん失敗をしてきました。売上100、原価70場合(利益30)、売上が10減ったら利益がどうなるか。落ち着いて考えれば利益が3減るのはすぐにわかるのですが、原価の方のところの行を見て7答えたこともあります。また、計算するときに計算機(電卓)を使いますが、会議の時にある数字を聞かれて、数字を打ち間違えて結果が変になっていても、気が付かずに答えたり、、、数字は怖いです(笑)

それとは対比して、本当に数字に強い人というのは、数字を見た瞬間にこれはそっちのXX%とか、X倍とかわかりますし、表やグラフを見た時のその意味を理解して自分の行動のための要因分解までします。こういうのを目の当たりにすると本当にすごいなと思います。多分ですが、物事を常に因数分解や縦軸・横軸で考えたり、変数とそれに従属するものをとらえる能力が高いんだと思います。そういう人が会社にいますので、いつも感心します。

少しでもその人の思考法をまねたいと思っています。