毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

そんなこと不吉ですから言わないでください

買収案件の引継ぎ期間もそろそろ終わりなのですが、引継ぎは完璧ではなく不安材料が山積みです。

普段、引継ぎがあまりされないままに退職してしまう人がいるときに、残された社員同士では、「XXさんは怪我でもして入院したと思って、諦めるしかない。」というように言って、残された社員が手探りでもしょうがないからやるしかない。と覚悟をして業務を進めようという意味で励まし合います。

あくまでもそのつもりだったのですが、香港出身の人に「来月からXXさんにはあまり迷惑かけられませんから、事故にあって入院したと思って、こちらも頑張ります。」と言ったら、「そんな不吉なこと言わないでください。私、道路を歩く時に怖くなります。それより宝くじが当たって、世界一周旅行に行ってしまったとか、言ってください。」と本気で言われました。

あーーーーー、やってしまった。文化の違いを感じました。日本人的なシニカルで、誰かを卑下するような冗談は通用しないんだと思いました。中国の方は運とか風水とか日本人より信じるので、そういうことを言われること自体を、本当に嫌に思うのだろうな。と反省しました。

ついついその方が日本に長く住み、日本語を話すので気が緩んでしまいました。

もちろん、平謝りしました。ごめんなさい。