毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

今の会社で9年経ちました

今の会社に入社したのは2012年の9月でした。まるまる9年過ぎました。
外資系の会社は比較的数年で転職するのが当たり前な人が多いというイメージでしたが、今の会社は比較的社歴が長いです。新卒の採用はしていませんが、20年くらい前までしていたそうです。その時代に新卒で入社して30年以上勤続の方もいます。定年退職後に再雇用で継続する方も多いです。再雇用期間が終わった後で、業務委託に変更して働く方もいます。

良くあるのは、日本の社員は長く働くが、アメリカの上層部は短いというパターン。前の会社の日本法人の社長は、面白いことを言っていました。自分の上司はここ数年で何人も変わったが、自分は同じことをやり続けているだけ。という人もいました。

今の会社の日本法人の社員のみが長く働いているわけではないです。私の上司はアメリカ西海岸に住む女性ですが、新卒で入社して30年以上らしい(本人ではなく周りの人に聞きました)です。昨年退任した本社のCFOもほぼ同じパターンで、30年以上勤めて退任しました。良いか悪いかわかりませんが、会社で使用しているSAPのエンジニアの中核のチームがドイツにいますが、多くが50代後半です。

入社後、会社に慣れて100%、120%会社に貢献するためには3-5年かかるのではないかと思います。そのぐらいたてば、その人のスキルと能力、性格が組織の中で浸透していろいろな場面で能力を安定的に信頼感を持って活躍してもらえるような気がします。

マネージャーのポジションの採用のために面接をしていると40代後半の方は良く言います、「この年齢ですので、そろそろ落ち着きたい」とか「定年まで働ける会社を探しています」とか。はい、今の会社は勤続10年でも短い方です。採用の折には、ぜひ定年まで長く働いてほしいと思います。