毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

Black Employee Network プロジェクト

ずいぶん前になりますが、日本で肌の色が黒い外国人を 「黒人 こくじん」とか言ってはいけない。日本語がわからなくても、そういう言葉だけは最初にわかるようになるから。と言われたことがあります。またそれを避けようと「肌が黒い」と言ってもわかるから、工夫して「色が濃い」にしていると言っていた人がいました。へぇーと思った記憶があります。

最近のアメリカのニュースで「Black Lives Matter」など、自分たちのことをBlackと表現しているので、そういう主張をするときにはわざとそう使っているのかと思っていました。

この度本社のほうから、従業員の働きやすさを改善するために、女性間のコミュニケーションを強化するプロジェクトのほかに、Black同士のコミュニケーションを強化するプロジェクトを立ち上げたと社内ニュースが届きました。社員全体の女性の比率は測っていましたので、女性のためのプロジェクトというのはわかりますが、Blackを対象にして特別なプロジェクトを立ち上げていいんだ!と驚きました。差別的なものがあるということを認めて、それに対策をとることを良しとするということでしょうか。

本社のCEOが2年前に今の方になりましたが、いわゆる白人ではなく、インド系の方です。そういう理由だからなのか、Diversityを重んじる傾向が強くなってきていましたが、Blackを対象にしたプロジェクトを立ち上げたと社内報で告知されたことがちょっとびっくりしました。