毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

定期昇給は当たり前ではなくなる

私の今働いている会社は、日本での規模も大きくないので労働組合も無いですが、毎年昇給があります。それほど多くは無いですが、原則は定期昇給の仕組みがあります。

ただ前の会社のある事業部(人事制度は事業部制)では、職種に応じてバンドという等級があり、その等級毎に給料の幅が決まっていて、頭打ちになれば1円も上がらない仕組みでした。間接部門の内勤で主に入力業務をする人は、特に仕事の貢献度があまり変わらないとされ、長年働いて熟練になっても一度頭打ちになれば基本給が1円も上がらないし、そもそもの上限が低いとその事業部の入力担当者は嘆いていました。

メディアでもここの所目にする機会が増えた「ジョブ型人事制度」は、ある意味それに該当するものです。給料は職種によって決まっている制度です。ただ通常の日本型採用は、その人の経験や職歴とは全く違う職種に異動を命じることができるので、会社側としてはある意味都合が良い(従業員はノーと言えない)代わりに、従業員にとっては長く我慢して働いたほうが有利な年功序列型だというものです。

大手企業は年功序列雇用から脱却するべくいろいろ試しているようですので、うちの会社でもその様子を見ながら給与制度を変えて、定期昇給ではなくなる日も近いように思います。