毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

労基署は見られている(私に)

労基署からの訪問と調査は、後日追加資料の提出と言う宿題をもらって終わりました。(なんとその追加資料提出も、印刷して郵送!)

すぐに提出というのではなく、2週間くらい猶予があるので、そのトーンからしても調査は大きな問題はなく、追加の提出物からもあまり大きな指摘事項はないでしょう。たぶん。

ここからは、私個人の観察記録です。
調査員の方、お通しした会議室の席についた途端に、ノートと筆記用具、そして緑色の労働基準法の解釈本(英和辞典のようなサイズ)をカバンから取り出しました。弁護士にとって六法全書みたいなものを、いきなりテーブルの上に置くって、「法の下に調査しますよ」って言う宣言か???と、ちょっとビビりました。


最初、こちらの会社の事業形態や組織図を聞き取りするときは、ちょっと硬い感じでしたが、その後はこちらの勤怠管理、時間外管理、最低賃金、採用時の提示書などなどを話していくと、もう自分の土俵ですから、だんだんと調子があがり、確認、さらに詳細要求、他社の実例紹介、今後の教示などなど多面に渡って調査は進みました。

最後に質問はありますか?と聞かれましたので、

このような仕事に就いたのはどのような経緯でしょうか。大学の専攻が法律専門とかで、この国の労働状況を改善するんだ!と思ったりしたんですか?と聞きました。

 

意外な回答でした。

大体この仕事につく方は、一度企業に勤めてから転職する方が多いです。開始年齢の平均は26-27歳です。ただ、自分は知人にこの仕事をしている方がいたので新卒で入りました。自分は、元々理系です。理系の方が安全衛生の調査の時に、化学物質利用の現場等の話もありますので理系の方が役に立つ場合も多いです。と。

 

ほー、そうなのですねー。

どんな仕事も人間として話してみると親近感が湧きますね。

 

そして、その労働基準法の緑色の辞書のようなものは市販のものです。と教えてくれて、なんと値札もついていました(笑)

労働基準法の解釈本