毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

年次決算のタイミングをずらす理由

このブログを始めてからもうじき8か月になります。仕事中毒に近い自分が、その仕事を通じて得た経験や知識を書きたいなと思って書いています。

今の会社の年次決算は3月末でも12月末でもないです。外資系は12月末決算が多くて、日系の会社は3月末決算が多いのではないかと思いますが、どちらでもない場合もあるのです。

私の友人が勤めていたアメリカのスポーツ用品系の会社は5月末でした。別の友人の勤めているアメリカのメーカー系の会社は10月です。なぜカレンダーの年末と同じ12月じゃないのか。それは、監査と関係があります。上場会社が監査法人の監査を受けて、監査報告書に決算書が適正であるという意見を書いてもらわないといけないのですが、多くの会社が12月末の年次決算となると、同じ日程で監査法人に監査依頼があり、監査会社のほうが忙しいので、その時期をずらすと監査法人に支払う監査方報酬ががっくり安くなるためです。

と、会計士の勉強をしているときに先生に教えてもらいました。どの程度安くなるのかは、本社の監査担当部門じゃないとわからないので、確認したことは無いですが、、、監査報酬も経費の一部です。経費を下げるには、オフピークにするというのはとても現実的です。ほかにも一流監査法人から二流監査法人にする等の方法があります。

この話をすると、そんな理由で???と驚かれることがありますが、多分正しいと思うのです。ほかにもクリスマス休暇をゆっくり休みたいからとか???は、きっと関係無いと思います。

私の前の会社は12月決算でした。年末年始が年次決算月になると、除夜の鐘も元旦のお雑煮・初詣も全く関係なく働くことになるので、今は月次決算はあるとはいえ、それよりはちょっとましです。