毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

会社の個室問題

大学を卒業して最初に入社した日系の会社では、社長、専務、常務レベルのみが個室に入っていました。

社員は、コクヨのスチール製の事務机を支給され、各部署が島のように配置、部長が少し離れてお誕生席のようにその部下の方を向いて机を配置されて座っているという感じでした。個人用のパーテーションは全く無かったです。

外資系に転職したら、壁一面にガラス張りの個室が並んで配置されてあり、取締役と本部長クラスが個室に入っていました。他の社員は島になる配置ではなく、向かい合わせで横一列にずらーっと何列かになっていて、何となく部署ごとにグループを作りながら座っていて、部長も同列でした。向かい合わせのお互いの間にはパーテーションがあってプライバシーが守られていた感じでした。ほー、外資系!と思ったものです。

今の会社もそれとだいたい同じ感じです。ただ外勤扱いの営業は、固定の自席が無く、フリーアドレスというどこに座ってもいいというスペースが用意され、書類などの私物を入れるロッカーが支給されています。

今取り組んでいる事業の買収問題。ある事業の数名がこちら側の事務所に引っ越してくることになりましたら、営業部長が個室が欲しいとの要望。海外とのテレコンも多いので今まで通り個室をご所望。ただ問題なのが、その会社(私の会社の関連会社)では部長はだれも個室に入っていないのです。以前常勤していた統括本部長の外国人が使っていた個室は空いているのですが、それは今はMeetingRoomとして共有で使っているようなのです。確かの買収時の要求事項の中に、XX名分の机と個室1つと書いてありましたので、その方は要求できると思っていてもおかしくはないのです。同じ会社の中で、事業部間の公平性と事業部ごとの独自性の両立がちょっと簡単ではないなーと思っています。

さて、私は内勤なので固定席です。私物もなんやかんやあるし、今まで固定席でしか働いたことは無いです。ここの所イノベーションとコラボレーションの促進のために、全社員フリーアドレスにするという会社もあるようです。そして社長も社員と一緒になってフリーアドレスだという会社もテレビで見たことがあります。私物を毎日帰るときに整理するのは面倒ですが、ちょっとそういう働き方もしてみたい気がします。