毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

予算作成の妙

来年度の予算作成の準備が始まって、昨年度実績、今期の先月までの実績を比較しながら、今期の年間見込みと来期の予算を準備しています。今期の年間見込みを作成して、来期の予算を比較するように説明資料を作成するのが最終の成果物になります。

来期の予算作成の前に、昨年度の実績と今期の年間見込みの比較がまずややこしいです。売上と経費については比較的わかりやすいですが、意外と難しいのが粗利です。売上先の顧客の売上額構成比、製品群の売上額構成比、特別値引き案件、新製品売上見込み情報、値上げ情報を盛り込んで、実績は実績、見込みは見込みとして年間見込みを作成します。

昨年度実績と比較したときに、全体としてはそれほど変化はないのですが、事業部単位で見た時には母数が小さくなり、変動が目立ちます。つまり、粗利がここまで変わるのはなぜだ。という疑問が生まれるということです。実績はいろいろな要素があり、通常よりも粗利率が高いものと低いものが絡み合っています。それぞれを把握して、粗利に大きく影響するであろう項目を見つけ出し、、、、そして大事なのが「納得できるようにまとめられるか」がキモです。

大きな間違いを起こしていないし、合理的な方法で見込みを作成していますが、それが正しいと納得してもらうためには、上席のなぜ?に答えられる資料を用意するかどうかがキーになります。これは会社という組織上はどうしても避けられず、自分が正しい・合理的だと思っても、それを納得させられなければ、仕事を果たしていないことになるのです。

この時期になるといつも頭が痛いですが、これが私の生きる道と思ってやるしかない。今月中、それが続きます。