円とドル 瞬時の換算には慣れが必要です
海外の上司に売上や利益の説明をする職務に初めてついた時、円からドルへの換算は慣れなくて失敗ばかりでした。
エクセルで計算するのは簡単ですが、それを英語で文章で(口頭でもメールでも)説明をするのがちょっとややこしい。
例えば、1ドルが100円の場合、
円 | ドル | |
数字 | 1,000,000 | 10,000 |
日本語の読み方 | 百万円 | 1万ドル |
表記 | JPY1M | USD10,000(10K) |
英語の読み方 | イチミリオン | テンサウザンド |
又はテンK |
慣れないと、70万円の想定外の経費が掛かって利益が減った。と説明するのに、7Kドルと言わなければならないのに、70Kドルと言ってしまって、何がそんなにかかったんだ!と言われてしまったり、700万円の売上減を説明するのに、70Kドルではなく700Kドルと言って大騒ぎになったりと、何度も失敗しました。
今は、、、、そういうことはなくなりました。失敗を繰り返して体で覚えました。$1Kはゴミ、$10Kはちょっと問題、$100Kはちゃんと説明が必要ってな具合です。これは、日本語でお金持ちの事を億万長者と言いますが、英語だとミリオネア―となるのは、1億円が百万ドルとだいたい等しいからですね。
ここのところ数字で困るのは何でも金額ベースで説明しているので、為替レートで換算してしまって何が何だか分からなくなるってことです。例えば、人口。これは換算する必要がまったく無いのに、頭の中で円からドルみたいに換算してしまってこんがらがります(汗)
数字 | 120,000,000 | 120,000,000 |
日本語の読み方 | 1憶2千万人 | |
英語の読み方 | 120ミリオン | |
(120読みは割愛) |
外国人からすると日本の数字の単位は万だからコンマの場所が違うんじゃないの?と言われます。
車や住宅の値段は、100万円、5,000万円とか表示されますよね。
実際の数字表記のコンマを使うと1,000千円、50,000千円です。ここがややこしいです。
1億円も100,000,000円ですから、100,000千円です。企業の決算書もそのようになりますが、表記では単位億円とかよく見かけます。
ちなみに1,000億円だと100,000,000,000となりますが、1ドル100円でドル換算すると10億ドルとなり$1Bと表記され、億万長者どころか千億円長者のビリオネアーとなります。
円表記は万円問題があるのに加えて為替があるので二重にややこしいのです。