毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

Annualized impact

数字の話をしているとよく「年ベース」という概念が出てきます。

新製品の販売開始や値上げ戦略が会計年度の途中だと、今期の売上増XXX円、その後の年額ではXXX円のような表現になります。これは経費についてもそうです。

予算の資料の一部に、売上や経費の今期と来期の比較、金額の増減とその要因の分析がありますが、その時にこれが有効になるときがあります。

例1)今期の上半期の最後に値上げをした場合は、来期は12か月まるまるその分売上増になるが、今期と比較すると今期の上半期の分のみの売上増となる(販売量が同じと仮定して)。
例2)今期の上半期の最後に一人増員として採用した場合には、来期増員ゼロだったとしても、来期は12か月まるまるその分の人件費がかかるので、今期と比較すると今期の上半期の分が経費増となる。

これをAnnualized impactと書くと理解してもらえる場合が多いです。

売り上げ分析の時はもっと複雑な要因が絡んでくるので、ちょっとした値上げの影響はコメントに及ばないことが多いですが、経費はもっと単純です。原則人件費増額は予算で決められたMerit昇給(%)で決められているので、増員とMerit昇給以外は、もやっと「昨年度の採用の年額ベース換算の影響」とします。だって、、、人が想定外で辞めたり、補充もすぐに出来なかったりと細かい増減項目は書ききれないのですよ。。。

ということで、予算作成をコツコツ続けます。