Supply Issue 供給遅れの問題
ここ最近、アメリカ工場からの納入が遅れている製品が多いのですが、取引先も購入後の予定があって注文してくれているわけですから、こちらが納品できる時ならいつでもいいというわけではないです。
アメリカ工場の方は、各ユニットの仕入れ先、部品、部材の仕入れ先からの仕入れが遅れているようで、納期通りの発送してこないようです。
取引様への納期遅れの影響は
1、取引様のプロジェクトが遅れる
2、取引様の販売計画に影響が出る
となり、そのために注文をキャンセルしたいと申し入れてくる場合もあります。
またキャンセルまではしなくても、競合の会社(どちらかというと2番手、3番手)の方から購入する。などのいろいろな影響があります。
世界的な半導体の部品のひっ迫問題もあれば、急な経済の回復による受注増への生産計画が追い付かない問題もあります。
これをどのように乗り切るのか。取引様が競合に移ってしまうことは避けたいのですが、工場側に早期納入をしてもらうしか無いというギリギリの状態です。
日本での売買契約は、納期遅れの場合に損害金を払うという条項はあまり無いし、また遅延によって発生した直接・間接の損失を補填しろ!とすごんでくることはあまり無いですが、やっぱり営業は謝罪ばかりするのもなかなか辛い仕事です。
なんとかこれを乗り切って、工場側も、取引様も、その先の取引様も、すべてにとってHappyになる日が近いことを祈るばかりです。