毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

合い見積もりの徹底の想定外の理由

ある事業部長が、部内の社員を採用するのに、いつものように人事の担当者が人材会社から候補者の情報を数名もらって2名の面接をしたときのことです。

別の人材会社からの候補者はいないのでしょうか。人事の採用担当者が人材会社を選ぶときに偏りがあると困ります。

と言ってきたのです。

人材会社によって、支払紹介料の%が多少差があるので、その経費を気にしているのかと思ったら、そうではなく、人事の採用担当者が特定の人材会社をひいきして、自分がバックマージンをもらっていると困るから、必ず複数の人材会社から候補者をもらって面接するようにしている。と言うのです。

びっくりしました。

日本で社名があまり知られていない中小の外資系企業は、候補者を集めるのに苦労しますから、1社からでも良い候補者が居たら、あっという間に決まってしまうこともあります。そのような人事の採用担当者の不正など気にしたことが無かったです。

そのように言われた採用担当者も疑われているとびっくりしたのですが、なんでもその事業部長の前の会社でそういう不正があったことがあるので、慎重になっているとのことでした。

1社購買はせずに、必ず複数社の見積を取ってから購入するという原則はありますが、その手間をかけても使い勝手と価格差があまりない場合は、いつもの業者になることも多いので、あまり守られていないことも多いです。

いやー、不正のネタと言うのは色々あるものです。