毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

在宅勤務へのシフト

ウィズコロナという新しい生活習慣のために、アメリカ本社でも在宅勤務へのシフトを模索中らしいです。製造の現場はもちろん無理ですが、その周辺のサポートする社員が在宅勤務する比率が高くなると、しわ寄せが出勤する社員に寄ってしまうので、アメリカではあまり在宅を奨励したくない傾向のようです。

それに対して、ヨーロッパはワークシェアリングが進んでいる影響なのか、労働組合が強い傾向にあるからか、働くスタイルについて自由を求める声が大きいので、在宅勤務を奨励する傾向が強いようです。

私が勤務している日本法人では、製造というほど本格的なものは無いですが、加工する部門、倉庫、顧客の電話応対(自宅で会社の電話をとれる設備無し)など、出勤しなければ仕事が回らない業務も比較的多いため、原則出社で動いています。

在宅勤務へのシフトのために本社では、 Hybrid Work とかいう働き方を考えているらしいです。週1-2日在宅勤務を選べる(事業部や地域毎の責任者の判断に一任という但し書きあり)という風になるとかならないとか。

その際に細かい条件を検討中のようで、その条件とは、、、、
例1)勤務時間中、人間工学的に適切で、気が散らないような、仕事をするための適切な職場環境を自宅内に設けるものとします。
→ちゃぶ台やダイニングテーブルで、1日8時間働くようなことは健康を害しかねないのでダメってこと?

例2)情報セキュリティの確保のために、鍵付きのファイルキャビネットや机を使って、情報漏洩が無いように。
→家族と言えども、PCを覗かれたり、紙に印刷した仕事上の書類を見られてはダメ。

例3)住宅用警報装置を設置し、警告のために屋外に警報サインを掲示する。
→物騒なこともあるから、紛争や強盗にでも巻き込まれないようにするため?

これらはどれも日本ではなかなか難しいですよね。自分だけの書斎がある人は少ないし、アルソックとかの警備サービスの普及率もそれほど高くないと思うのです(我が家は契約していない)。

国が変わると住宅事情が違うので、一辺倒にはいかないなと思った例が増えました。