毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

FTE とは人の単位

外資系企業は、従業員数にとても厳しいです。

従業員を意味するときには、もちろんEmployeeですが、その数を表すときには他の表現を使います。
HC Headcount これは日本語的にもわかりやすい、頭数
FTE Full Time Equivalent これは時給契約、パート契約の人の場合は、一人を数えずに、フルタイムの人と換算した場合に何人かという意味になります。通常の事務職ではあまり無いですね。育児休暇で時短勤務されている方は普通に1人カウントしています。

そして従業員数にとても厳しいの意味は、一人当たりの生産性を一人当たりの売上、一人当たりの利益で数値を出して比較し、従業員を増員する場合は、生産性が一時的に下がったとしてもすぐに上がるような見込みが無いと採用の承認が下りないからです。

日本は特に人口が伸び悩み、製造拠点も増えない傾向にあるので、売上も伸びにくい成熟市場となっています。そんな中で一人当たりの売上、利益を伸ばすのは簡単ではないです。人数を増やせない場合は、一人ひとりが効率的に仕事をするしかない。

私がエクセルの細かい工夫で1回の作業の1秒の短縮も、積み上げれば大きな時間短縮になると思っているのは、そういう理由もあります。同じことをするなら速くできるほうが良いし、空いた時間で追加、もしくは次の次元の仕事をすることで生産性は確実にあがります。