毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

会社は警察ではありません。

日本語で話している時でさえ、会話しているが必要になるのが、
一つは時系列
これからするつもりなのか、すでにやったのか。
その時持っていたのか、いなかったのか。そして今後持つつもりなのか。
次に主語
自分がそう思ったのか、他の誰かが言っていたのか
などなど。

何か問題が起こった時には特にそれを解決するためにも、正確に把握するためについつい詰問長になってしまうらしいのです。もちろん早く解決したいので、イライラしながら聞いてしまうというのもあると思いますが、自分以外の人の頭の中を理解するときのもどかしさがついつい出てしまいます。

ずいぶん前に私が担当したビジネスで、前任者が急に辞めてしまって経理が混乱している時の話ですが、日本語出来ますということでその仕事に採用された中国に居るの中国の方と話している時のこと。その方はどちらかと言うと仕事の進め方がスローな感じではありましたが、日本語のレベルがそれほど高くなかったため、私が、やったの?やってないの?いつやるの?エビデンスは残しているの?と質問を繰り返していたら、「ここは警察ではありません」と言われてしまいました。中国語には時制という文法が無いらしく、日本語で話すと細かいことがわかりにくかったので、そうなってしまったのだと反省し、その後はお互いたどたどしくても英語でコミュニケーションをとり精神衛生を保ちました。英語は共通語という側面を持っているのでそういう時にも便利だと思います。

その時はただ私の詰問が強すぎたのかと思いましたが、今考えると中国というお国柄の決まり文句だったのかもしれません(笑)