毎日の職場にセンスオブワンダー

外資系企業で働く女子の気づきをつらつらと書きます。

ROICもやり方は一つではない

経理の仕事をしているといろんな数値観測が必要になります。

売上を分母にした粗利率、営業利益率はもうけ率を把握する一番基本ものもですが、運転資金(お金)の有効活用度合いを把握するものとして、売上債権回転期間(日数)、在庫回転期間(日数)、総資産利益率、純資産利益率などがあります。

この度社内で計算するように指示されたのが、ROICというもの。初めて知りました。聞いた時には、以前会社に居たRoyleという苗字の人の話かと思ったくらいです。。。

ググってみると
ROICとは Return On Invested Capital 投下資本利益率

この〇〇率ってのは、必ず分母と分子がありそれぞれの定義付けが大事になります。
ここが間違っていると、今だけではなく過去何カ月、何年も計算したものを計算しなおすことになり、大変手間がかかる羽目になります(現場では結構起こるのですが)。

一般的には、
分子がNOPAT:税引後営業利益(営業利益から見積もりの税金を引いたもの)
分母がDebt+Equity:調達資金(借入金と自己資本
と書いてあります。

ただし、社内的には
分子は同じですが、分母が在庫、売掛債権、固定資産、のれん、無形資産の合計とされていて、事業部ベースでの効率を意識するような指標になっていました。
借入金とか自己資本とは本社方針・決定事項で決まることだからそれは通常の社内の指標にはしないということでしょう。

今後はこの社内ROICを追っていく中でまた気づきがあることに期待したいです。